とあるソーシャルワーカーの相談業務奮闘日誌

福岡の施設に勤めるソーシャルワーカーの業務日誌です。医療、介護、福祉他、福岡の施策などについてもまとめていきます。

フェイスシートの情報、鵜呑みにしてませんか?

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こんにちは、福岡市内の老人ホームでソーシャルワーカー・相談員やってる♂です。

 

つい先日、病院で開催された退院前カンファレンスでのことです。

 

 

◆目次

 

 

 

ボク「◯◯さんってわくすりのアレルギーはございませんか?」

 

担当看護師「はい、ございません」

 

ボク「わかりました、ありがとうございます」

 

 

あるあるなやりとりですよね。利用者さんの命に関わることです。薬だけでなく、食品アレルギーの有無を知っておくのは当然のこと。

 

 

カンファレンスが終わり無事に施設に入居。居室に荷物を運び込み、施設看護師が挨拶に向かいます。

 

 

看護師「◯◯さん、はじめまして、看護師の△△です」

 

利用者「はじめまして。これからお世話になるなぁ。どうぞよろしく」

 

看護師「こちらこそ!早速ですが◯◯さん、お身体の状態についてお聞かせください。…。ありがとうございます。それでは◯◯さん、最後に、今までに食べ物とかお薬とかでアレルギーが出たりとか体に異常が出たりとか、ございます?」

 

利用者「おお、あるある。10年前くらいやったかな、薬飲んで発疹が出てきてな、往生したもんやわ」

 

看護師・ボク「え?」

 

 

これもあるあるなのかもしれません(笑)病院や施設、在宅からご入居になられる際、先方から送られてくるフェイスシートの情報や申し送り事項が足りていない、またはそもそも間違っていること。

 

 

まだ施設相談員として働き出して1年ほどのペーペーですが、こういった事例が2回ありました。一発目はまさかの聞いてないよ疥癬。この時はさすがに肝を冷やしました。詳しくは下記記事をご覧ください。

 

 

 

fukuokasocialworker.hatenablog.com

 

 

 

情報の核心はどこに?

 

 

 

今回もたまたま看護師とのご挨拶時に発覚したのでよかったものの、これが知らないままサービスの提供がはじまって新しいお薬が処方されて謎の発疹発生→救急搬送なんてなってた可能性もあるわけですからね。

 

施設の稼働を上げろと言われますから、それとなく営業活動はやるんですけど、その利用者さんの情報を仕入れるのはソーシャルワーカー、相談員が行うケースがほとんど。それを現場にうまく伝えないといけない、さらには相手先のソーシャルや医療関係者から情報を仕入れないといけない。

 

 

今まで感じた情報過誤のあるあるパターンは下記の通りです。

 

 

  1. 本人と家族が言っていることがちがう
  2. 本人と家族は同じことを言っているが看護師との言い分がちがう
  3. 看護師と担当ソーシャルの言い分がちがう
  4. 看護師と担当ソーシャルの言い分は一致しているが本人と家族の言い分がちがう
  5. 医師とソーシャルの言い分がちがう

 

これが看護師、ソーシャル、医師に限定されるわけでなく、PT、OT、ST、介護士などでも起こり得るからタチが悪いですよね。

 

 

 

 

 

 

鵜呑みにしない、のも技術...かも?

 

 

性格的に猜疑心が強いぼくは、特に命に関わるような重要な情報に関しては、2者、3者以上が共通の見解を示してはじめて「真実に近いであろう」という理解をするよう心掛けています。

 

 

なかなか難しいところではありますが、正しい情報を仕入れて正しく伝えるのはソーシャル相談員の基本的な仕事ですもんね。身寄りがない方になると難しさもあるかもしれませんがうまく社会資源を利用して正しい情報を得ねばなりません。

 

 

「話が違うよ...」は、現場との確執を生みますし、関係に亀裂が入るキッカケにもなり得ます。

 

 

まとめ

 

 

正しい情報を仕入れるためには、なにもかも鵜呑みにするのではなく、少しばかりの猜疑心を持って情報に働きかける必要があるかもしれませんね。大変だぁ 笑

 

 

 

 

 

ソーシャルワーカーのためのインフルエンザ対策3選!

こんばんは、ソーシャルワーカー♂です。


一月もあっという間に20日にさしかかりました。
新年明けて心機一転...と思いきや、昨年となんら変わりない生ぬるい環境の中で相談員業務がんばってます。


福岡市内でもインフルエンザがずいぶん流行ってるみたいですね。
学級閉鎖になる学校はもとより、病院、老健、特養、有料老人ホームでもインフルエンザが発生しただのなんだの噂で聞きます。


ボクが務めている施設でもインフルエンザ大流行中です。
猛威どころの騒ぎじゃありません、利用者はもちろん、スタッフにもヌルヌルと感染が拡がる一方...。





さてそんな中で、ソーシャルワーカー、相談員としてどんなポイントに気をつけてインフルエンザ対策をしたらいいか、すぐにはじめられる方法を3つ、ご紹介していきたいと思います。


予防するに越したことはありません!是非ご参考にされてみてください。



対策1:電話の受話器とパソコンのキーボード、大丈夫?



病院、介護施設の相談員、ソーシャルワーカーであれば、これがなければ仕事が始まらない、そうです、電話


医療介護業界もまだまだアナログもアナログな環境。
「とにかくすぐに電話して!」と、メールやチャットツールなどには目も触れずコミュニケーションツールとして使用される電話ですが、実はこの受話器が感染源になること数多(あまた)。


ご存知の通り、A型であれB型であれ、インフルエンザは飛沫感染が主な感染経路です。


せき、くしゃみ、もちろん接吻でもしようものなら一発でパンデミック(感染拡大)ですね。


「インフルエンザに罹っているひとに近づかなければ大丈夫」と思っている方も多いかと思いますが、インフルエンザには48時間の潜伏期間があります。


見た目はバリバリ元気なのに、例えば同じ事務所で働いている事務スタッフがインフルエンザにかかっており、固定電話を使い回す環境にあるとしたら...?


電話の受話器には不特定多数の方の飛沫がべっとりとつくことになります。
そこから感染!なんてことも...ということも。


電話、以外に盲点ですのでお気をつけください。


そしてもう一つ忘れられがちなのがパソコンのキーボード。
一説では、便器の数倍汚れているとの情報もあります。




確かに、トイレは業者さんが掃除してくれても、パソコンのキーボードまでは手入れしてくれませんもんね。


こちらも施設によっては複数のスタッフさんで使い回すこともあろうかと思います。要注意。


ということで、電話にしてもキーボードにしても大事なことは、定期的にアルコール消毒をするということです。


病院、施設にありますよね?アルコール消毒。ないと結構やばいかも。


ティッシュやガーゼなどにアルコールを染み込ませ、それで電話の受話器、キーボードをふきふきするだけでok。


頻度としては2時間に一回ほどを目安にするといいでしょう。


対策2:水分をこまめに取るべし!



次の対策方法もいたって簡単。インフルエンザが流行る時期は、水分をこまめに取ることを意識しましょう!



この原理、知り合いのドクターに聞いたんですが、なんでもインフルエンザウイルスは胃酸のような強酸性に弱く、つまりは胃袋に流し込んでしまえば悪さをする前に死滅してしまうらしいんです。


問題はノドにウイルスが留まったとき。そこから全身にウイルスが広がって、高熱を出したり嘔吐吐き気を誘発したりするらしいのです🤮


だったら、ノドにはりついたインフルエンザウイルスを胃袋まで流し込めばいい、ということで水分をこまめに飲みます。


500mlの一般的なペットボトルを一気に飲まず、チマチマチマチマ時間をかけてこまめに飲んでください。緑茶が効果的みたいです。うちの施設にもKIRINの生茶が置いてます。飲もう。


対策3:マスク、一日中付けてませんか?




インフルエンザ対策と言えばマスク


病院や施設でもマスクの着用を義務付けているところが多くあります。


メガネを掛けてる方は曇ってたいへんですよね。特に寒いところにいくと自分の鼻息口息でメガネが白く曇って困ったもんです。


メガネピーポーにとってはそんな不便もありますが、やっぱり対策としては効果てきめんのマスク。



でもでも、そのマスク、一日中同じもの使っていませんか...?



インフルエンザの方、またはそのご家族、予備軍のひと。ソーシャルワーカーや相談員は施設内の方はもちろん、外部の方とも面談する機会が多くなります。


当然、インフルエンザ感染のリスクも高まります。だから、マスク。


でも、そのマスクについたインフルエンザウイルスをそのままにしておくと、いつの間にか体内に入り悪さをすることも...



大事なことは、マスクをこまめに変えるということです。経費なんて言ってる場合じゃありません!どうせ病院の施設の備品、ガンガン使いましょう



最低でも午前、午後の二回、また外出して帰ってきた時には変えるくらいのイメージでいるといいでしょう。


まとめ


というわけで、ソーシャルワーカー・相談員が今すぐはじめられるインフルエンザ対策として以下の3つをあげました。

  1. 電話受話器、パソコンキーボードをアルコール消毒
  2. 水分をこまめに取る
  3. マスクを変える

ちょっとした気遣いで大きな感染を防ぐことができるかもしれません。


ぜひ、ご利用者、家族、関係機関、施設スタッフなどに共有して、感染拡大を防ぎましょう!!


P.S インフルエンザ疑いの患者さんが出たらすぐに病院に行きましょうね(・ω<)



2018年10月から生活保護費が最大5%引き下げへ!本人、家族への説明をしっかりと

こんにちは、久しぶりに更新します、福岡の介護施設ソーシャルワーカーしています♂です。


先日衝撃的なニュースを見かけました。ワーカーさん、特に生活保護の方を受け入れている病院施設に所属されている方は気にかかったのではないでしょうか?


来年(2018年)10月から生活保護費、中でも食費や光熱費にあたる「生活扶助費の引き下げ」が決まったニュース。




施設名は明かせませんが、ぼくが所属している施設も生活保護の方を受け入れています。特に病院に勤めているソーシャルさんからは「いつも助かります〜」なんて言われますが、現場からはいい顔されません 笑


まあ、何かしらの事情がない限り生活保護にならないわけですから、現場の声もごもっとも。利用者さん同士の揉め事やその他トラブルなど起きた際、偏見ぽくて申し訳ないですが「ああ〜◯◯さん(保護受給中)やっぱりか」なんて思うこともあるわけです。


さてさて、そんな中決まった保護費の引き下げ。ワーカーとして大事なことは うまく本人・家族に伝えること でしょう。本来保護課の担当さんがやるべきことなんでしょうけど、穏便に話を済ませるとなると相談員から話した方が確実に丸く話が収まります。


まだ実際に伝え始めてはいませんが、どのように伝えようかと考えている作戦を3つまとめます。







【目次】



作戦1:言い出すタイミングは年明けを狙う



個人的に、このニュースのお話は年明けにしようかと思っています。年末はなにかとイベントやお楽しみ会、クリスマス会など多い時期ですし、各所でインフルエンザが流行しだしたりとなにかとバタつきますもんね。


ぼくは年明け、1月中旬ほどにこのお話をしようかと思っています。その理由は下記の3つです。

  1. 年が変わったので制度の変更があった、など話を持って行きやすい
  2. 新しいことを伝えやすい
  3. 新年明けて心が平穏になる人が多い

まあ、こう考えてみると逃げの一手ですよねw こちらも余計なストレスは受けたくありませんので、まあ自己防衛のためにも良いかと。

作戦2:新年明けてのお金の話と合わせて引き下げを切り出す





生活保護を受けている方でも家族や知人が金銭管理をされている方もいます。その場合、施設職員として金銭面に関わる必要がないのである意味楽です。


んが、生活保護を受けている利用者の中には施設で金銭管理を行なっている人もいます。保護費や年金が入ってくるのを確認し、施設利用料や自費のサービス分、その他お買い物の際の金銭管理など、案外大変。


基本的に、施設で金銭管理をしている人優先でお話を持ちかけます。「◯◯さん、明けましておめでとうございます、今年もよろしくお願いします。今年のお小遣いやお金のことについてもお話しないとですね。ところで◯◯さん、去年末に制度が変わって〜」みたいな感じになりそうな予感。

作戦3:「なんでもらえる金が減るとね!!」ってごねられた時の対策として



もらえるお金が増えるなら誰も文句は言いませんが、今回は減額のお話。確実に文句言ってくる利用者がいます。


さてそんな時にどう対応するか?


ワーカーとして結構大事ですよね。正解があるわけではありませんが、ぼくは下記に気をつけて対応をします。


Aさん「なんで保護費が下がるとや!!ワシは納得いかんぞ、役所に行ったる!」


ぼく「Aさん、お気持ちよく分かります。ねえ、こっちの確認もとらず一方的にもらえるお金が下がるなんて腹が立ちますよね!」


Aさん「そりゃそうや!ここ(施設)の金もたいそう払って数千円のお小遣いで我慢しとるのに、また下がるっていうんか」


ぼく「そうなんですよ…こればっかりはお国の決定なのでぼくではなんとも。ただ◯◯さん、なるべくお小遣い減らさなくていいように、できる範囲でぼくも努力します」


Aさん「小遣いは減らんとか?」


ぼく「減らないと確約はできませんが、一緒に色々考えてみません?例えば、Aさん、全然使ってない携帯代で毎月3000円もかかっとるんですよ。これ勿体無くないですか?」



といったような問答になりそうだなぁと。ポイントは、のっけから「国が決めたことだからしょうがない」的なことを言わずに、利用者の不満や怒りに共感してあげることだと思います。このワンクッションがあるかないかで、ずいぶん以降のコミュニケーションが変わるはずです。



まとめ


医療福祉介護は制度の変更にモロに影響を受ける業界です。制度の変更があったことを知ることはもちろん、それをうまく咀嚼(そしゃく)して、本人ご家族に伝えるのもソーシャルワーカー・相談員の大事な勤めですよね。


今回の制度変更による皆さんが経験した面白い話などありましたら是非気軽にコメントしてくださいね( ^ω^ )


それでは。


生活保護関連記事です。常日頃感じている葛藤をまとめました。
生保対応の施設相談員さん、病院内で生保の方と対峙しないといけないソーシャルワーカーさん、是非ご覧ください。


fukuokasocialworker.hatenablog.com







家族との連絡調整で押さえておきたい3つの心得

こんにちは、福岡のソーシャルワーカー♂です。福岡、寒いですね…施設内は温かいですが、デイの送迎時など外に出るとぐっと冷え込みます。


さてさて、最近めっきりブログ更新の頻度が高くなりました。理由は特にないんですが、ソーシャルワーカー同士の横のつながりも案外少ないですし、だったら積極的に情報だったりノウハウだったり愚痴だったり配信して、少しでも誰か様の役に立てればな、という意識がハッタリでも何でもなく高くなってきました。


なので(特に福岡県内で)ソーシャル、相談員として働いている方がいらっしゃったら、是非色んな情報配信してくださいね 笑 ボクも相談支援に関わる新しい情報やお役立ち情報常に求めています。ソーシャル・相談員に関わらず、介護福祉医療職の相談援助職に就く方にとって正しい情報こそ武器ですもんね!



というわけで、今回は今まで取り上げていなかった『家族との連絡調整』について述べていきたいと思います。


「利用者さんは全然やさしくて穏やかで問題ないんだけど家族がちょっと…」


っていうパターン、意外と多いですよね!


家族との連絡調整でお困りの方がいらっしゃいましたら、何かしらお手伝いになれると幸いです。今回はテーマを3つ決めて、家族との連絡調整の心得をまとめていきたいと思います。


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【目次】







心得1:すべてのトラブルの原因は導入時にある?

これはうちの施設長ともよくよくすりあわせている部分です。最初がいちばん肝心ということになります。


「これは施設の方で無料でヤッてくれっるって聞いたわよ!イマサラ何よ!」

認知症がひどくなってもずっと施設で見てくれるって入居時に聞いたんだけど、なんでグループホームなんて勧めてくるわけ?母はそんな状態じゃありません」


こんな押し問答、経験したことがあるワーカーさんもいるのではないでしょうか?



まだ入職して半年足らずのボクですが、上記の両方共、家族から言われたことがあります。しかもこれ、自分が言ってその罰をかぶるんなら納得いくんですが、前職の相談員がめちゃくちゃやってて、それの尻拭いをさせられているのでイライラしかしません 笑



ただ、家族はそう思ってしまっているのは事実。要は、入居時の対応や契約時に、できもしないこと・やりもしないことなどを安請負で「できますよ」なんていって後々困ってしまうパターンです。



これは相談員職に限らず、全職種に関してもいえることではないでしょうか?



安請負は絶対にダメ



特に見学時、入居時の説明のときに気を付けていることがひとつありまして、それは、「施設としてできないこと、対応不可なこと、施設(ボクの場合住宅型)が万能でないこと」をせつせつと伝えることです。


やりとりのさなか、「あ、このひと結構自分で言ったこと、こちらで伝えたこと忘れるな」と勘付いたら書面に残します。日付ももちろん書きますし、なんなら署名をいただくこともあります。署名って結構ポイントです。印鑑をおさなくとも、署名くらいであれば簡単にしてくれます。


要は、お互い話し合ってちゃんとその内容を理解しましたよ、という確認書のようなものですね。法的拘束力はもちろんありませんが、トラブルになったときなどに効力を発揮します。だって、自分の筆跡でサインしているんですから…笑


少し話がそれましたが、要は、導入時にしっかりとできること・できないこと・施設の決まりごとなどを伝えておくという、とっても基本的なことを徹底しましょう、っていう心得です。


心得2:電話することは目的じゃない


この業界、とにかく連絡手段はほとんどが電話。あとたまにFAXがあるくらい?それもあってか、情報伝達のスピードがとにかく遅いです。あと、電話することが目的化しちゃってるソーシャルさんとかもたまに見かけます。


電話することは手段であり、目的ではありません。目的は要件をどんな形でも正しく相手に伝えること


ご家族が忙しく働いている方で、日中ほとんど連絡が取れないなら、メールアドレスを聞いてもいいでしょう。メールのほうが記録にも残りますし、あちらもちょっとした合間時間に内容を確認することができます。


最近、電話ばかりすると「メールでお願いします」といってくださるご家族もいらっしゃいます。これ、個人的に大歓迎です。


電話は相手の時間を強制的に奪うツールです。「実際に声を聞きながらじゃないとうんぬんかんぬん…」なんて言ってる人は三流。大事なことは伝えること。時間の大切さを理解している人であれば「FAX送ったので確認お願いします」なんてアホらしい電話はしません。


その電話をしていた時、その人が集中して資料を作っていたらどうしますか?ぼくだったらかなり腹が立ちます。FAX着の返信をしている最中に「FAX送りました」なんて電話が来ると「今返送してんだよ!」なんて思っちゃいます。


もちろん、電話がダメと入っていません。相手の声を聞きながらではないとなかなか話ができない内容もありますから、そのあたりはうまく使い分けています。対利用者になれば、殆どが高齢者ですので電話になりますが、対家族になれば話は別です。


連絡ツールを電話のみに頼っているワーカーさん、少し対応を変えてみるのも手かもしれませんよ?





心得3:キーパーソンや連絡先、ひとつふたつで大丈夫?


病院、施設に限らずですが、どうしてもこの家族は連絡が繋がりにくい…電話の折り返しも無い…なんてことありますよね。うちのご利用者でも、何度連絡をしても留守電を残しても、平気で一週間後に連絡してくるご家族なども居ます。


通常のやり取りであれば問題ないのですが、これが急変して救急搬送された時などは困りますよね。家族が付き添わないと行けないパターン、入院誓約書なども基本施設職員であっても認められないこともありますし。


そうならないために、キーパーソン含め、ご家族の連絡先はなるべく多く控えておくようにしましょう。万が一の時は連絡することがあります、ということを導入時に伝えておくことも重要です。


うちの施設ではだいたい


  1. キーパーソンの連絡先
  1. キーパーソン配偶者の連絡先
  1. キーパーソン勤務先の連絡先
  1. (いれば)キーパーソンのお子様や兄姉など血族者


の連絡先までヒアリングしています。教えてくれない方もいますが、ほぼ9割方教えていただける印象です。


まとめ


というわけで、家族との連絡調整の際に重要な


1、導入時の対応をしっかりと
2、電話だけが連絡ツールではない
3、連絡先の確保


の3つを心得としてまとめました。色んなご意見があるかと思います、コメントなどいただけると飛んで喜びます^^



家族とのやりとりでも敬語って大事ですよね。利用者とのコミュニケーションにおける敬語は?


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共同運営のお知らせとご挨拶。

初めまして(^^)

今後♂氏と共同でこのサイトを運営していくことになりました、

 

 

 

ソーシャルワーカーです(´ω`)

(そのまんますぎる)

 

 

 

♂氏とはざっくり言うと先輩後輩の関係、とだけ言っておきます。

よろしくお願い致します☆

 

 

 

 

職業は、老人保健施設の相談員をしています。

まだまだ経験が少なく、知識も少ない私ですが、経験が浅いからこその疑問や失敗談など、いい意味でまだ施設に染まりすぎていない私ならではの記事を書いていきたいと思います。

介護業界の方や相談員のお仲間とも繋がっていけると嬉しいです!

 

 

♂氏のようにスムーズにネットを使いこなせていないので、読みにくさや不自然さを感じるかもしれませんが、

その内慣れてバンバン使いこなす予定ですので、今は大目にみてください☆(´ω`)えへへ

 

 

マイペースに記事をあげていきたいと思いますがとりあえず今夜は寝ます←

なぜならば!!

明日はデイケア送迎業務が盛り沢山なので!!(^q^)!!ヒェー

安全第一に、睡眠を優先します。笑

おやすみなさい(-_-)zzz

 

 

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【思ったよりあった】就職半年で●●万円 冬のボーナスが出ました!【施設相談員】

こんばんは、一日2記事目というなかなかのペースで更新しています、福岡のソーシャルワーカー♂です。


Twitterの方で名乗りが「♂」になったので、はてなブログでも統一してこのペンネームで今後行きたいと思います。さようなら「ラフ」ペンネーム笑


さてさて、今日は年末らしく、冬のボーナスについて書いていきたいと思います!


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ちなみにぼくは30代男性。就職してまだ半年程度ですが、


思ったより冬のボーナスが出ていました¥


なぜか福祉や介護の世界ではお金稼ぎが悪みたいな空気感ありますがそんなこともちろんありません。
専門性を磨き、利用者や家族に対してしっかりとサービスを提供できればその対価を得て当然。


なかなか頑張りを数値化しにくい相談員業務でありますが…とかなんとか前置きはいいから「いくらボーナスもらったかサッサ教えろ」ってところですかね。


というわけで、さっそく半年勤務のソーシャルワーカー♂の冬のボーナス大公開です!!








【目次】

結論、もらった冬ボーナスの価格は●●万円!


「一年目は寸志程度だよ」と他の職員さんに伺っていました。ですので、まああっても10万円くらいかなあ、と見込んでいたのですがそれが結構な誤算!しかも嬉しい方の!


というわけで、今年ソーシャルワーカー♂がもらった冬のボーナスの額は







20万円





となります!



まあ、少ないっすけど、ないよりいいですよね 笑


この業界で相談員職が給料安いなんてわかりきった前提ではじめた仕事ですので全然だいじょうぶ。


でもまあ、一年目でこれは結構多い方かななんて思っています。知人の施設相談員は、一年目の冬のボーナス2万円だったそうですから。


ソーシャルワーカー、相談員の給料ってどれくらいまで上がる?


さてさて、ココで気になるのがソーシャルワーカー、相談員の給料、賞与の将来性です。


ボクも一応結婚していますしこどももいる立場です。生活するのにそんなに苦労はしていませんが、まあ給料等は高いに越したことはありません。


あくまでぼくが知っている範囲内ではありますが、ソーシャルワーカーとしてある程度の給料(年収500万円以上)取ろうと思ったら下記のような現場が良さそうです。



  • 総合病院医療連携室管理職
  • 大手株式会社運営の有料系相談員管理職

この2つ以外は年収250万円から350万円ほどが関の山ではないでしょうか?



ソーシャルワーカーの年収に関してはこちらにも記事をまとめていますので是非ご参考に。



fukuokasocialworker.hatenablog.com



その他ソーシャルワーカー・相談員の年収に関わる記事を2つ載せておきます。


heikinnenshu.jp


honne.biz




全然余談ですが「ソーシャルワーカー年収」の検索でなんとこのソーシャルワーカーの相談業務奮闘日誌の記事が2ページ目にきているではありませんか!なのにこのアクセス数!ニーズの低さが 笑


給料を上げるためには?


これは病院や施設の方針などによって変わるかもしれませんが、組織の中で評価を上げるとなると、やはり明確に何か変えた、数字が変わったなどの実績が必要となるでしょう。例えば、無理矢理営業にいかされていたとしても、その数字が上がればもちろん給料ボーナスアップの査定に響くでしょうし、後任の指導育成などもポイントになるはず。


あとは、いかにスムーズに入退去調整ができるかなどが判断基準でしょうか。上司がポンコツだったらなかなか評価も上がらないかもしれませんが… 笑


なかなか直接的な評価に繋がりにくいのがつらいところですが、同志のみなさん、がんばりましょう…!!


というわけで、なんのとりとめもありませんがこのあたりでシメたいと思います。それでは。



あわせて読んでいただきたい記事


fukuokasocialworker.hatenablog.com
▲みんな大好きお金の話!こちらの記事では気になるソーシャルワーカー・相談員の年収についてまとめています。








「あたしゃ施設なんか入らん!」施設入居拒否のご利用者をうまくなだめる2つのコツ

こんにちは、福岡でソーシャルワーカーやってます、ラフです。


今日の福岡、寒いですね…最高気温7度
利用者さんはもちろん、スタッフも風邪等引かないように気をつけないとです。


十分な休息と栄養、そして加湿!これにつきますね。あなたの施設では加湿ちゃんとできてますか?


さて、今回の記事では、特養、老健、有料ホーム、グループホームなどの入居系施設でスーパーあるあるな「入居拒否」とそのなだめ方のコツを2つ、紹介していきたいと思います。





【目次】


施設に対する拒否感は誰にでもある?


居ますよね〜、病院や居宅から紹介があったはいいものの「ご本人、施設拒否がなかなか強くて…」といった問い合わせ。


でもこの気持ち、わからなくもありません。特に、福祉や介護がまだ充実しておらず、高齢者は家族が見て当然的な時流に生きてきた人は尚更のことです。


中には、施設に入居すること自体が恥である、といった風に強く考えている方もいらっしゃいます。


さて、ボクは住宅型の有料老人ホームに勤めているわけですが、こういった施設拒否の強いご利用者を2名、うまく入居させるまでにこぎつけたことがあります。


その時に使ったコツを2つ、ご紹介しますね。

施設拒否の方をなだめるコツ1:「マンション」という単語を多用する


嘘みたいな話ですが事実です。包括も介入しているレベルで認知面、精神面で問題があった方でした。


居宅から紹介があり、ご本人宅へ訪問。笑顔が印象的なおばあちゃんだったのですが、名刺を渡すと態度が一変。


同席されて居たご家族に対して「あたしゃ施設なんか絶対入らんケェな!」とご立腹されて居ました。


名刺に書いていた「老人ホーム」という言葉に引っかかったようです。


そこで少し言い方を変えました。


「すいません、◯◯さん、それ実は昔の名刺で、今の名刺には『高齢者専用マンション』って書いてあるんですよ」


と咄嗟に切り出します。


はじめは少しキョトンとされていましたが、同席の家族、ケアマネもすぐに察してくれて、すかさず援護射撃。


「そうそう、ここは老人ホームやなくてマンションなんよ。やから、引っ越しすると思って。いやになったら戻ってきてもいいし、老人ホームみたいに閉じ込められることないけん!」


本当に言葉の綾みたいなものですが、

介護施設・老人ホーム

高齢者専用マンション


と言い換えるだけでもずいぶん反応変わることがあります。施設拒否の方でお困りのワーカーさんいらっしゃいましたら是非活用されてみてください。

施設拒否の方をなだめるコツ2:閉じ込めない・外出できる旨をしっかり説明


やっぱり昔の人って、介護施設、老人ホームと聞くと ずっと閉じ込められてしまう恐怖感を多かれ少なかれ持たれているようです。


介護保険が始まる前は契約でなく措置でしたから、そういうイメージを持たれていてもしょうがないかもしれませんね。


ちなみにウチは住宅型で、デイサービス・デイケア利用されることが多いです。なので、外出の機会にも恵まれています。


自費サービスでの外出・お散歩、訪問介護での買い物同行なんかもできますしね(^^)


まとめ


簡単にまとめましたが、施設入居拒否が強い方がいらしたら

  1. 高齢者マンションと言い方を変えてみる
  2. 施設に閉じ込めない旨を伝える


以上2点是非試してみてください。2の閉じ込めないについては、特養、老健、介護付き有料老人ホーム、グループホームの場合なかなか難しいところもあるかもしれませんが、季節のレクなどで外出する機会があるならその話もできますよね。


どうしても外出希望が強い場合は、住宅型や高専賃を検討されてみるのもいいかもしれません。


というわけで、今日はこの辺りで。